新たなシリーズとして始まりました
「半歩ずつゆっくりのぞく 東洋医学のセカイ」
こちらでは東洋医学の世界を、
まったく知らない状態からでも楽しく学べるように、
すこーしずつ、ゆっくりと、のぞいて👀いきます。
ひとこと、ふたことでは説明が難しいことがたくさんあります。
例えば、リンゴを知らない人にリンゴを文章だけで説明する場合、
A,B、Cの3人がそれぞれの思うリンゴを説明すると、
きっと3通りの説明になりますよね。
そう思いまして、こちらのコーナーでは橘が
複数の先生にインタビューし、
ひとつずつに対して複数の先生の「答え」方でご紹介します。
同じことに対しての回答でも、表現方法が違えば、
より多くのことが伝わるかもしれません。
ツボってなんだ?
ツボってよく聞くけど、そもそもツボって何なのかわからない・・・
まずはじめに、世の中には「ツボとは何か?」に対する回答がいくつもあります。
ツボについて聞いてみます。
A先生が言うには
ツボとは、「反応点」のことです。
からだの変化を示す場所です。
またそこに刺激を与えると、からだを修正してくれる点です。
🍊反応点とは?
からだを変化させるスイッチみたいなものだから、
押す強さ、深さ、方向などをその都度変えていくのです。
🍊きっと経験を積むと、刺激の量を調節することができるようになるんですね。
B先生が言うには
からだに不調があるときに、その場所がよくわかります。
🍊どんなふうに場所がわかる?
不調があると、押すと痛い、または気持ちいいなどのいわゆる「反応点」がツボになります。
鍼灸師はそのようなツボを活用して、からだを治していきます。
🍊ツボを覚える大切さがわかりますね。
C先生が言うには
触られて、「あ~そこそこ!」と感じられて、とても心地よいところ。
🍊「そこ」を見つけるためにも、触り方を特訓する必要がありそうですね!
🍊橘的まとめ・解釈
どうやら患者さんの反応点がポイントになるようです。
ツボは不調があるときに現れて、そこが「治療点」にもなるんですね。

ツボって何個ぐらいある?
よく見かける有名なツボもあるけど、ツボってどのくらいあるの?
A先生が言うには
教科書では361としていますね。
B先生が言うには
教科書、WHO(世界保健機関)で定められた数は361穴です。
🍊 ・・・👀
C先生が言うには
361個、と教科書では学ぶことになります。
🍊橘的まとめ・解釈
名前と場所、経絡が決まっているツボを「経穴」と呼び、教科書で取り上げています。
(経絡とは、ツボを仲間分けする際に必要な概念ですが、いつか掘り下げられるようにがんばります!)
学生時代に学校の教科書で必須で学ぶのは361個!
これは国家試験を受験するにあたって必ず覚えるべきツボですが・・・
奇穴(きけつ)と呼ばれるそれ以外のツボもたくさんあります。
追々、そこにも触れていきたいと思っております。
しかし、その人の体調によって出現する「反応点」を「ツボ」と呼ぶのなら、
ツボを数えることなどできるのでしょうか(^^
何個、とは誰もが疑問にしやすいところではありますが、
個数で答えるのは実はとても難しいのです。

質問に対して答えてくださった先生がた、ありがとうございました👏