『わたしの推し』とは、
花田学園の先生たちの推しの
ヒト・モノ・コトを
鍼灸校教員の吉田が楽しく紹介する企画です。
第1弾の今回は…
吉田の推しアイテムをご紹介します!!

灸都(きゅうと)スティック
創業300余年、お香専門店 松栄堂さんから販売されているお灸専用線香
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この商品は東洋医学博士の伊田屋幸子先生と(株)松栄堂の共同開発の元で生まれました。
松栄堂は伊田屋先生が携わるMOXAFRICAの活動に賛同しています。
吉田の実家では
松栄堂さんの線香と香炉を愛用していて、なじみがありました。

それをお灸の点火に使ってみたこともあったのですが、
もともとの用途が違うこともあり、
香りが強すぎたり、すぐ折れてしまったりしたので、
お灸での使用はやめてしまいました。
なので、
愛用しているメーカーである松栄堂さんから
お灸用線香が販売されていることを知った時は、
ついに出た!と思いました!!
推しポイント①
まずは香りですね。
ほのかに白檀のさわやかで甘い香りがします。
香りの強さももぐさの香りとけんかしない程度のものなので、
非常に使いやすいです。
灸施術のデメリットとして煙やにおいがあげられますが、
灸都は煙が少ないのでうっかり煙が目に沁みたり、
施術後の残り香が気になったりすることが少ないです。
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白檀について: 白檀は、貴重な香木として扱われるほか、 アロマセラピーとしてサンダルウッドの名称でなじみがある方もいると思います。 その主成分サンタロールには、 殺菌作用、利尿作用の薬効成分があると言われ、 薬用にも広く利用されます。 また、気分の薬として胸のつかえをとり、爽快感を与え、 精神的なストレスや不安症などをやわらげます。 インドの伝統的医学アーユルヴェーダでは、 心身全体を冷まして鎮める作用があるとされ、 循環器・消化器・呼吸器・神経系すべてに作用を及ぼすと考えられています。 (参考:『ハーブ&スパイス事典 世界で使われる256種』伊藤 進吾・シャンカール ノグチ監修) |
推しポイント②
灸施術のしやすさも変わりました。
お灸する際は、線香が点灸を吊り上げないように灰をしっかり落としてから点火するのですが、
灸都は灰の量が少ないのか吊り上げにくく感じます。
今まで使用していたものと比べると高額に感じるのですが、
燃焼速度がゆっくりで、使っても減りが遅いことを考えると
むしろコスパが良いと思います。
推しポイント③
形が六角柱というのもポイントです。
円柱型の線香だと灰皿に載せた際にコロコロと転がりやすいですが、
これはそのようなことが少ないです。

ケースも六角柱になっていて、
まるでおみくじをひくように新しい線香を取り出せる点も
遊び心がきいていて気に入っています。
お灸をする贅沢時間
学生さんの中には熱いのが苦手、煙のにおいがつくのが嫌い
などの理由から臨床に出たらお灸を使わない、と
諦めてしまう人もいます。
ですが、
上質な香りに包まれながら
お灸をして身体がじんわり温まる体験は、
鍼灸施術の中でも贅沢な時間の使い方だなと感じます。

日々目まぐるしい生活を過ごしている患者さんに
ちょっと贅沢な時間を提供する、
そんな選択肢の一助になる線香、灸都スティック。
お灸に抵抗感のある人こそ、ぜひ一度使ってみてください。