ツボの位置ってすぐわかるの?
こんにちは、橘です🍊🍯🌷
今回のテーマはツボの位置です。
このよくある質問のようでいて、実は簡単じゃない質問にお答えしていこうと思います。
ツボの位置は治療をするにあたり、重要なポイントになります。
しかしたくさんのツボがありますし、
昔から伝わる取り方もさまざまです。
現在の教科書ではだれでも取れるように教えていますので
少し紹介します。
同じツボでも人によって身長や体重も違うから・・・
まず、ツボを探す前に「骨度法」(こつどほう)というものを覚えます。
ツボの位置を探すには、人間の個体差を考慮する必要があります。身長や体重、手足の長さが違いますから、各人によっても体の各場所で違いがあるのです。骨度法は、その人本人の身体の中での寸法の取り方です。
「本人の膝から外くるぶしまでは、16寸」
「本人の手関節から肘関節までは、12寸」
という具合です。

※つまり、身長180㎝の人の16寸と、身長150㎝の人の16寸では、同じ16寸でも長さは全然違うということです。
もう一つよく見る取り方で、
「指四本分は3寸」、「指三本分は2寸」などがあります。

これは「同身寸法」(どうしんすんほう)と言います。
これは「本人の、指三本分が本人の2寸である」という意味です。
でも簡易的な取り方の紹介として本人のとは指定せずに「膝下、指四本分」のように書かれているのをよく見かけます。ですから相手のツボを自分の指を使って取れる、と解釈されがちです。
そして「同身寸法」と「骨度法」をまぜこぜにすると、同じ場所にツボを取ることができなくなるのです。
こんなに違う
身長173㎝の方で、足を参考にしてみます。

膝下の外側は16寸です。ですからこの方の足を16等分すると、黒い点の幅1つは、本人の1寸となります。これが「骨度法」(こつどほう)です。
親指の幅は「同身寸法」で本人の1寸ですから、試しに比較してみましょう。


ピッタリですね!
今回のモデルになってくれた方の足と親指は、同身寸法と骨度法の両方で同じ所に取れたとこになります。(全員とは限りません)
1寸は1寸でも・・・
1寸という表現が同じだとしても、別人の1寸では合わないことがほとんどです。
先ほどの方の足に、別人の親指を当てて確認してみましょう!
身長173㎝の人に対して、165㎝の人の親指を当ててみました。


合わないということがわかります。身長差がもっとあれば、もっと合わないかもしれませんね。
※同じ人(Aさんとします)でも、1寸は1寸でもAさんのお腹とAさんの足の1寸は同じではない可能性もあります。
ですから体の各部位で寸法が決められており、場所ごとに取り方を変える必要があるのです。
ツボの位置
前半のお話を踏まえると・・・
指四本分のような取り方はわかりやすく、ツボの近くには取れるので一般にも広めやすい良い方法なのです。
しかし自分の親指や四指を使って他の人のツボをとることは難しいということです。
また、本人の指ならいいと言っても、患者さんのツボを取るときに、患者さんの指をあちこちに当てさせるわけにはいきません。
学校では「骨度法」を主にして、「本人の〇寸の部分に何のツボがあるか」を覚えてもらいます。そのうえで生体を触察し、「生きたツボ」をだんだんと取れるようにしていくのです。
しかし文章化する場合などには、「誰が取っても同じところに取れる基準」も重要なのです。
「誰が取っても同じところに取れるツボ」
と
「生きたツボ」
の違いがありますが、どちらも重要です。
教科書ではまず優先的に、「同じところに取れる」ように教えているのです。(そして位置を暗記する・・・)