先生コラム

梅雨来る 雨の季節

はい!みなさん、こんにちは!
事務局の渡辺です。

夏を迎える準備を行う時期となりましたね!
皆さんは衣替えの支度はできておりますでしょうか?

これから雨の日が続き、湿気によるストレスやカビなどで
体調も洗濯物も憂鬱になりますね。

私は雨音聞きながら過ごす日々も嫌いではないですが……。
早く夏が来ることを祈ってブログを打ち込んでおります。

日本の6月といえば、まず思い浮かぶのが「梅雨」の季節です。
そして、梅という漢字が使われています。

なぜ梅雨と呼ばれるようになったかは色々と説があるのですが、
皆さんはご存知でしょうか?

その1つに梅の日というものがあるそうです。
6月6日に記念日として制定されています!

およそ480年前に室町時代末期、日本中で日照りが続き、
農作物が育たず、田植えもできない状況が続いていたとのこと。
しかし、京都・賀茂神社にて、時の後奈良天皇が梅を奉納して祈ることで
大雨が降り、五穀豊穣をもたらしたという故事が残されています。

この出来事から、人々は天恵の雨を「梅雨」と呼び、
梅に感謝する文化が根付いたともいわれているそうです。

6月は他にも「梅仕事」というものがあります。
青梅を使った梅酒や、完熟梅を使った梅干し作りなど、
古くから日本の家庭で親しまれてきた風物詩の1つです。
最近では、スーパーなどでも初心者向けキットが販売されたりしていますね。

梅には疲労回復効果や整腸作用に期待できるため、是非梅シロップはいかがでしょうか。
以下、梅シロップのレシピを掲示します。

青梅はよく洗い、しっかり水気を切る。
ヘタの部分を竹串で丁寧にとる。

煮沸消毒した瓶に、青梅、氷砂糖を交互に入れていく。

瓶をゆすり、なじませたら日の当たらない冷暗所に置き、
1日1回は瓶を揺らし、液を全体に馴染ませる。

約1週間くらいから梅がしわしわとなり、シロップが出来上がってくる。
梅全てがシワシワで氷砂糖が全て溶けたら梅を取り出し完成です。

水や炭酸水などで割って楽しみましょう!

その他、梅、氷砂糖、レモンを交互に入れて、
最後にはちみつを加えたアレンジもあるそうです。
色々な方法を試してみてください!

皆さんは『湿邪』(しつじゃ)という言葉をご存知でしょうか。
私も最近、東洋医学に携わる中で知ることになった言葉の1つです。

湿邪とは、東洋医学の考え方で、
体に余分な水分がたまることによって体の不調が起こる状態を表す言葉ということで

これにより、自律神経の乱れ、血行不良などが引き起こされて、
頭痛やむくみなどといった不調を感じやすくなるのです。

対策としては、さきほどの梅を摂取するといった食事の改善と適度な運動です。
正に「身土不二」ですね。

雨では外で運動することは厳しいと思いますが、
5月のGW期間に投稿した光澤先生の“手のひらを太陽に”といった体操などで
室内でも適度な運動で代謝を上げ、汗を流すのはどうでしょうか。

また、寝る前や起床時にちょっとだけ行う方法として、
鍼灸科の先生たちからいくつかオススメの“ツボ”を伺いました!

スネの外側で、ひざ下の突起から指3本分下の位置にあります。
足三里は、胃の働きをよくする効果があります。
水分の代謝不良は消化機能の低下から始まるとされているため、
胃の働きを整えておくことが、湿邪への対策に効果的とのこと。

手のひらの中央付近、手をグーにしたときに薬指の先があたる部分にあります。
自律神経を整える効果があるとされており、
湿邪による倦怠感や眠気があるときに刺激するのがオススメです。

足の内側のくるぶしから指4本分上にあります。
優しくほぐすことで血行を良くします。
“湿邪”による冷えを感じやすい人にオススメのツボとのこと。

6月は色々と憂鬱なことが多い(梅雨が来る、祝日が無い等)ですが、
この時期を乗り越えれば、夏が来ます(長期休暇の夏休み!)

今後の楽しいことに想いを馳せつつ、
天候に左右されない健康な体と気持ちを目指して頑張りましょう!

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