NEWS

接遇講座&オイルマッサージ実習!

こんにちは!

季節はすっかり春になり🌸…
と思いきや
急な積雪があったりと、自然はわからんものです。

さて、花田学園では毎年3月初旬に、下記の行事を実施しています。
・教育講座(1-2年生)
・特別講義(3年生)

今回は、教育講座(3/4実施)を事務局の黒木が
特別講義(3/4-5実施)を鍼灸校教員の竹津よりご紹介します!

”人として”に重きを置く教育講座

皆さん、突然ですが本校の教育理念はご存じですか???

豊かな人間性と優れた学・技を兼ね備えた医療人を育成する

専門的な知識や技術の習得は勿論ですが、上記の通り
豊かな人間性を育む人間教育にも力を入れています。

努力して腕利きの鍼灸師・柔道整復師になれても
日頃の態度や言葉遣いが悪いなど
社会人としてのマナーが不十分だと、患者さんからの信頼は得られません。

この教育講座では、”人間教育”に重きを置いた
品性・知性・人間性を磨くための心得を
1、2年生に向けて
講師の方からレクチャーしていただきます。

今回講師を担当したのは

上石 優子 先生

上石先生は、日本航空(JAL)で客室乗務員などの業務を30年勤めた後
本科・柔道整復科を卒業。

現在は恵比寿ヒロ鍼灸整骨院で副院長を務める傍ら
「医療接遇マナー講師」としても活躍されています。

接遇の言葉の意味は一体何でしょうか?

接遇(せつぐう)
もてなすこと。応接すること。(出展:デジタル大辞泉(小学館))

シンプルですが深堀すると
相手が必要としていることを考えながら、思いやりを持っておもてなしをする

という意味を持つ単語です。

この接遇力を向上させることが、今回のテーマです!

接遇力の向上で選ばれる治療家に!?

接遇の5原則は、下記になります。

・挨拶
・身だしなみ
・表情
・言葉遣い
・態度

接遇力を試される場面は、日常の様々な場面に潜んでいることがわかります。
社会人として大切な要素ばかりですね。

では、医療接遇とは何でしょうか?

“目の前にいる患者さまが何を求め、何を望んでいるのかを推察し
患者さまの悩みや不安感、痛みや苦しみを和らげる為に心に寄り添い行動すること“

と、上石先生は説明されています。

医療接遇においては、患者さんには治療対応だけでなく
一人ひとりの心に寄り添った心のケアも求められることがわかります。

接遇とはいくら心がけても目には見えないもの。
だからこそ、

思いを行動にすることで初めて相手に伝わる
と、上石先生は仰っています。

この接遇力を高めることが、患者さんとの信頼関係を築く基本となり
患者さんから選ばれる治療家になるうえでも大切な要素を担っていることを
上石先生は教えてくださいました。

治療家に限らず
人としてどうあるべきかを説いた非常に意義のある講義でした!

上石先生、ありがとうございました!

3年生のオイルマッサージ実習

国家試験も終わり
新たな一歩を踏み出す前の3年生に対して特別講義を実施しました。

今年のテーマは「オイルマッサージ」。

日本では「あん摩」や「指圧」のように衣服を着用した状態
または手ぬぐいなどを使用したマッサージ(ドライマッサージ)が主流ですが
海外でのマッサージというと滑剤を使用したオイルマッサージが主流となっています。

そのようなオイルマッサージの実習を2日間にわたり担当していただいたのは

本校卒業生でもある中野喜文先生(左)と西應唯花先生(右)です!

世界でも活躍されている中野先生と西應先生

中野先生
自転車競技のトレーナーとして20年以上もの間
欧州プロ自転車チームマッサーを歴任されており
世界最大の自転車ロードレース大会であるツール・ド・フランスに
日本人マッサーとして初めて帯同された方でもあります。

また、2021年に開催された東京オリンピックでも
東京五輪組織委員会ポリクリニック理学療法室部門・はりマッサージ室のコアメンバーとして
選手村に入る施術スタッフへのオイルマッサージ研修を担当されました。

現在はスポーツ現場に帯同しながら
千駄ヶ谷にある「エンネ・スポーツマッサージ治療院」「ディエンネ」で
一流アスリートから一般の方まで幅広く治療されている先生です。

アシスタントで一緒にご講義してくださった
西應先生
同治療院で臨床に出ている傍ら
自転車ロードレースの日本代表や海外チームのマッサーとして国内外のレースに帯同されており
本校開校以来初の鍼灸校と柔整校を両校首席で卒業した先生でもあります。

このような、素晴らしい経歴のお二人から
お話と実技を学ぶことができるのはとても貴重な機会となりました!

世界ではスタンダードのオイルマッサージ

オイルマッサージは
世界の中でもスタンダードなマッサージの方法であり
滑剤を使用して行われます。

日本では服やタオルの上からあん摩や指圧をするのが一般的ですが
中野先生曰く
海外ではそのような手技があまりないようで
外国人の施術者や患者が実際にタオルなどの上からのマッサージを目にすると
とても驚かれるそうです。

数多くの現場を経験した中野先生と西應先生ですが
スポーツの現場でマッサージを行う場合
機能的評価法が必須となり
その評価から機能解剖学や運動生理学的に診立てを出す臨床推論が大切であるとのことでした。

その他にも競技特性を知ることや
ケガの予防やコンディショニングをすることも大切なため
ただ技術があるだけでなく
その選手の評価がしっかりと出来て且つ、その競技や選手のことも理解することも
トレーナーの役目であると教えていただきました。

実技では
足のオイルマッサージと物理療法
(今回はインディバ)を使用した手技を見せていただき
学生たちも積極的に質問したり、充実した時間を過ごしていました!

中野先生、西應先生お二人とも2日間ありがとうございました!

≪インディバ≫
「インディバ®(INDIBA®)」は、無線周波数機器に人生を捧げたスペインの物理医学博士ホセ・カルベット氏(スペイン・インディバ社)により開発された、電磁波エネルギーによる「高周波温熱機器」の総称です。
電磁波エネルギーを利用することで、身体の深部まで容量の多いエネルギーを透過し、人体の各組織に安全レベルのジュール熱(摩擦熱)を発生させます。
その特徴は、世界の美容・医療分野でも広く認知され、高い信頼性のもと、長年の導入実績を誇っており、さまざまな応用・活用が可能な機器です。(株式会社インディバジャパン様HPより引用)

このページをシェア!