はい!みなさん、こんにちは!
事務局の渡辺です。
今回は花田ジャーナルチームのメンバーが
それぞれのうんちくを出しあい作成しました。
今後もこのようなちょっとしたネタをチーム全員よりUPしていきたいと思います。
三寒四温の言葉どおり
寒さと温かさが入り混じる毎日ですが
桃の節句も過ぎていよいよ春到来ですね!
春と共に来るのが花粉症……。
今年ももうすでに飛散しているようで
風邪にも花粉症にも気を付けてください!

3月の行事といえば、ひな祭り!別名、桃の節句
ひな祭りは
毎年3月3日に行われる女の子の健康と幸せを祝福する行事です。
ひな人形を飾ることで
災厄を避け、良い縁を結び、家庭に福をもたらすとされています。
その起源は
平安時代にまでさかのぼり
中国から伝わった「流し雛(ひなながし)」が始まりで
人形に自分の身代わりとして災いを移し
川や海に流して厄を払う風習と言われています。
これが次第に女の子の成長を願う行事として変わっていったようです。
不思議ですね!
なぜ人形流しから飾るようになったかは皆さんで調べてみてください!
また、現在でも「流し雛」ではなく
「人形流し」としては
東京都府中市の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)などでも体験できるようです。

次に桃の節句と呼ばれているのは
旧暦3月3日(現在の3月31日~4月1日頃)に
桃の花が咲いていたからだそうです。
2月は梅と続いて3月は桃
花を慈しむ文化は素晴らしいですね!
節句の暦を日本に伝えた古代中国では
桃には魔除けや厄除けの効果があると信じられていたようです。
さらに
桃は「不老長寿の果物」とも呼ばれ
食べると長生きするとされていました。
「桃の節句」には、桃の不思議な力も由来しているのでしょうね。
桃の効果
桃は先程書いたとおり
「不老長寿の果物」とされ
「仙桃(せんとう)」、「長生果(ちょうせいか)」とも呼ばれています。
東方栄養新著には
「“補脾活血(ほひかっけつ)”、“消積(しょうせき)”」と記載されており
胃腸の働きを改善し、体内の老廃物を追い出してくれる効果があるようですね。
花言葉も「天下無敵」と
昔から老若男女問わず愛されてきた果樹なんだな~感じます。
しかし、花粉症を罹患している方には注意が必要‼
なぜなら果物のアレルギーが発症する可能性もあるとのこと。
特に桃は
シラカンバ、ハンノキ、ヤシャブシ(夜叉五倍子)など
カバノキ科の花粉に対して反応を起こすといわれているため
ご自身のアレルゲンを知ることが良いかもしれません。

~余談ですが【桃の節句は桃太郎と関係があるの?】~
桃の季節だから、「桃の節句」でもあるのですが……。
前回の節分の記事でも記載したとおり
昔から季節の変わり目や物事の節目には
災いをもたらす邪気が入りやすいと信じられてきました。
昔から邪気の象徴は鬼とされており(だから節分には鬼を祓います)
邪気を祓う力のある桃には鬼を退治する力もあると考えられてきたそうです。
邪気を祓う力があるとされる桃
かの有名な日本神話でも
伊邪那岐命 (いざなぎのみこと)が黄泉の国(よみのくに)から追ってくる雷神に対して
桃の木になっている実を投げて退散させたという逸話があるようで……。
この思想が元となり
桃から生まれた桃太郎が鬼退治をする民話が誕生したとか……。
東洋医学的には
桃太郎のお供の、サル・鳥・犬は十二支にあり
鬼門(牛寅)の力をバランスする大切さを示しているとも言われており
雷雲には鬼がいるという話も含めて日本神話がベースかもしれませんね!

花粉症には免疫力を強化するのが一番!結局、運動なのさ……
ウォーキングやジョギング、エアロバイク、水泳などを始めとする有酸素運動は
エネルギー反応を抑えて新陳代謝を高め
免疫力を強化する効果があると言われています。
(花粉症が辛い場合は無理せずに……、現在は室内で運動できる施設は多くあるのでご検討ください……。)
運動にはストレスを発散する効果もあるとも言われていますので
この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


参考文献 梁 晨千鶴 (著) (2005) 『東方栄養新書―体質別の食生活実践マニュアル』 株式会社メディカルユーコン. (pp.42‐43) |