はい!みなさん、こんにちは!
事務局の渡辺です。
本日は12月2日。
暦の上では『橘始黄(たちばなはじめてきばむ)』とされる日です。
橘は、実は不老不死の実として『日本書記』にも登場する由緒ある木なんです。
一年中、青々とした葉を茂らせることから永遠の象徴とされ、日本の文化を語る上で欠かせない存在。
あの文化勲章のデザインにもなっているほど、古くから大切にされてきました。
そんな橘の黄色い実が輝き始めるこの季節。
今回は、忙しい師走を健やかに過ごすためのヒントを、旬の味覚とともにお届けします。

橘と温州みかん、その意外な関係
冬の定番フルーツ、温州みかん。
そのルーツは不老不死の象徴とされる日本の固有種「橘」に行き着きます。
古くは柑橘類の総称だった「橘」に対し、現在私たちが食べている温州みかんは、約400年前に中国から伝わった品種が、突然変異で種なしになったものとされています。
しかし、種なしは子孫繁栄に縁起が悪いと普及しませんでした。
温州みかんが人々に受け入れられるようになったのは、家系の存続を重んじる風潮が薄れた明治時代以降だそうです。
その後、栽培技術の向上も相まって、温州みかんは生産量を増やし、冬の食卓に欠かせない果物となりました。
紀州、有田、愛媛など、産地ごとにブランドは違っても、すべて温州みかんの一種なのです。
次にみかんを食べる際は、そんな奥深い歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
旬の温州みかんをもっと美味しく!
おいしいみかんの選び方
形: 腰が低く、扁平なもの。
色: 鮮やかな濃いオレンジ色で、つやがあるもの。
皮: 薄くてきめが細かく、ハリがあるもの。
ヘタ: 軸が細く、色が黄色いもの。
正しい保存方法
常温: 冬場は暖房の効いていない風通しの良い場所で、ヘタを下にして保存。
冷凍: 食べきれない分は、一房ずつ薄皮をむいて冷凍保存も可能。
白い筋も食べよう!
薄皮や白い筋には、腸内環境を整える食物繊維や、毛細血管を強化する「*ヘスペリジン」が豊富に含まれています!
*ポリフェノールの一種で、青みかんなどの柑橘類の皮やすじに多く含まれている栄養素です。
抗酸化作用や末梢血管を強化する作用があるため、血流を改善する効果、高血圧を予防する効果、コレステロール値を低下させる効果などが期待されています。

【乾燥に負けない!】ビタミンもツボも活用して冬を乗り切る
みかんに豊富に含まれるビタミンCは、
肌や粘膜を健康に保ち、風邪の予防にも役立ちます。
旬のみかんを美味しく食べて、体の内側から乾燥対策をしましょう!
鍼灸校の先生にお聞きしたところ
この時期のツボとして
合谷(ごうこく)を押して、
外側からも肌の調子を整えるのがおすすめです。

お風呂上がりや寝る前のリラックスタイムに、ぜひ試してみてください。
押し方の手順
親指を使って押す:
親指の腹を使って、合谷を3〜5秒間押します。
強く押しすぎないように注意し、心地よい刺激を感じる範囲で行います。
リズムよく押す:
押す際は、リズムよく行うと効果的です。
呼吸に合わせて、息を吸いながら押し、息を止めて押したままキープし、息を吐きながら力を抜くという方法を繰り返すと良いでしょう。
両手で行う:
左右の合谷を同時に押すことで、より効果を実感できます。
過去の風邪対策記事の一覧
ビタミン摂取とツボ押しで、内側からも外側からも美しさを磨いていきましょう。
これから本格的に寒さも厳しくなりますので、体調管理を万全にしつつ、2025年最後の月をしっかり駆け抜けていこう!