「半歩ずつゆっくりのぞく 東洋医学のセカイ」
こちらでは東洋医学の世界を、
まったく知らない状態からでも楽しく学べるように、
すこーしずつ、ゆっくりと、のぞいて👀いきます。
こちらのコーナーでは橘が
複数の先生にインタビューし、
多くの人が疑問に思っている質問に対して
複数の先生の「答え」方でご紹介します。
同じことに対しての回答でも、表現方法が違えば、
より多くのことが伝わるかもしれません。
ツボを押すとどうなるの? ~続~
押す強さによって効果は変わるの?
🍊前回はツボを押すとどのような効果が得られるの?
という疑問に答えました。
今回は、「押す強さによって効果は変わるの?」
という疑問点について聞いてみます🎤
がむしゃらに押せばいいというものではなさそう・・・!
💡前回の記事はこちら

A先生が言うには
「アルントシュルツの法則」というものがあり、
その原則に沿って押したときに
心地よい強さ(快圧)で押すのがいいと思います。
ツボを押すことで、身体の調子を整えることができます。
例えば、機能が落ちているとその機能を高め、
反対に機能が過剰となっていると
その機能を弱めることができます。
※アルントシュルツの法則
弱い刺激
生体機能を刺激し、活性化させます。
例として、低用量の薬物や適度な運動が挙げられます.
中程度の刺激
生体機能を亢進させ、機能が最大限に発揮される状態にします。
例として、適切な薬の量や、適切な負荷の運動が挙げられます.
強い刺激
生体機能を抑制し、本来の機能が阻害される状態にします。
例として、過剰な薬の量や、過度な運動が挙げられます.
🍊「押し方」がちゃんとあるということですね!
やはり人体が「心地いい」、「そこそこ!」と
認識する刺激が、重要みたいです。
B先生が言うには
強さは一概にはいえないですね。
例えば、症状の位置が深いときには深めに押して、
浅い時には浅めに触れてあげると効果が出やすいと感じています。
🍊病(やまい)の深さ・・・👀
C先生が言うには
病がある深さによって、
鍼を刺す深さは変えるかもしれません。
各ツボごとにさまざまな効果があるので、
その効果を考えてツボを選ぶことがあります。
🍊強さ(刺激量)よりもツボの種類を重視するということですね!
D先生が言うには
皆さんが「声の大きさ」を変えて思いを伝えるように、
私は「ツボを押す強さ」を変えて相手に思いを伝えます。
🍊その時の身体の状態によって、強さに変化をつけるのですね!
🍊橘的まとめ・解釈
確かに押す強さで効き方が変わることはあり得ますが、
必ずしも「押す」という行為を選択するとも限らないわけですね。
鍼にするか、お灸にするか、軽い押圧にするか、強く押圧するか、
状況によって使い分けていきます。
ツボの選び方も先生によってさまざまなのです。
質問に対して答えてくださった先生方
ありがとうございました👏
過去の記事はこちらからどうぞ!!
vol.1 ツボってなんだ?
vol.2 ツボを押すとどうなるの?