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臨床技術研修講座(7月開催報告)

こんにちは、橘です。
今月も臨床研修講座についてご紹介いたします。

7月5日に、戸ヶ崎正男先生をお招きしました。

戸ヶ崎先生は「私の考える伝統医学的診察・治療の概要と実際」というタイトルで、
先生ご自身の長きにわたる経験をもとに、どのように患者さんを見るかを教えてくださいました。

実際に問診から詳しく見せていただきましたが、
情報を引き出す技術と、その情報をどのようにとらえるのか。

また、患者さん本人も忘れてしまっていたケガの経験なども先生は聞き出していました。
問診のあとは実際に関節の動きや筋の緊張を見るテクニックを教えていただきました。
参加者から3人、患者さんを募ってその場で治療を見せてもらえました。

腰の痛みがあった参加者さん:
「腰がワタのように軽くなりました」と喜んでおりました。

先生の著書の一冊で、【思うツボ】というのがありますが、
私はこのタイトルがとても気に入っております。

先生の治療を見ていますと、本当に先生の「思うつぼ」にはまり、
治療が成り立っていく感じがいたしました。

7月19日には、関信之先生に来ていただきました。

無分流打鍼術について講義していただきました。

貴重な古典を数多くご紹介いただき、
天皇の主治医であった御薗意斎(みそのいさい)について学びました。

教科書では必ず出てくる、打鍼(だしん)と御薗意斎ですが、
実際の打鍼の技を目の前で見る機会はとても少ないのです。

打鍼に使う道具も、簡単に手に入るものではないので、
間近で見て触れられる貴重な体験となりました。

腹部の状態を見て、「形が悪くなること」と「機能が低下すること」が
リンクしていることを観察します。

触診も内臓を触ろうとしているのではなく、
中の臓の状態が皮膚に現れているので、それをみようとしています。

臨床研修講座は、
参加者の皆さんも患者役の方に実際に触れ、変化を感じ、先生に直接質問ができます。

今月も貴重な講座に感謝いたします。
来月は深見先生の『びわの葉灸』木戸先生の『天地人治療』です(^^♪

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