先生コラム

わたしの推し vol.3~腸活編~

花田学園の先生たちの推しのヒト・モノ・コトを紹介する『わたしの推し

第3弾は中野先生の推し ぬか漬けとぬか床
おなじくぬか漬け推しの事務局山崎さんと一緒にご紹介します‼

ぬかの購入で思わぬハプニング

吉田)以前から腸活に注目している中野先生。
最近はぬか漬けをされていると伺ったのですが、いつごろ始めたんですか?

中野)2024年の夏です。はじめたときもハプニングがあって、、、
通販でぬかを1袋注文したところ、10袋届いたんです‼😢😢

うわー発注ミスったー! と思っていたら通販側のミスでした😁

食品類は返品不可らしく
そのままお納めくださいとのことだったので
人にあげたり失敗しても次があると受け取っておきました。

)スタートの時点でまさかのハプニングだったんですね。

)ちなみに山崎さんはいつごろからはじめたんですか?

山崎)私は20代のころに初めてやってしばらく…
2年前のコロナ禍でまた始めて、失敗して、、、今年の夏に再開しました。

)あ!ほぼ同じ時期だ。
私も失敗して今2袋目なんですよ

)今はこんな感じのジップロックに入ったぬか床でやっています

)へー!大きい陶器やプラスチックの容器とかかと思っていました!!

)これでやると混ぜ込むのも外から揉めばいいから手軽なんですよ。

ぬか漬けの魅力

)私はぬか漬けをつけたことがないんですが、どうなると失敗なんでしょう?

)私の場合、カビが生えてしまって断念しました。

)そうなんですね!
私の場合は味が薄くなっていって、これはだめだなって。
今は追い糠(ぬかを追加すること)して野菜の水分に気を付けてます。

)失敗すると断念してしまいそうになるんですが、それでも続けるのは?

チャレンジができるところが楽しいです。
市販のぬか漬けでは見ない野菜でもチャレンジしてみると意外においしいんですよ。

)例えば、どんな野菜をいれるんですか?

)王道のキュウリ・茄子・人参・大根・カブ・以外だと
山芋、プチトマト、オクラ、、ブロッコリーなんて漬けてみました‼
ただ…
ブロッコリーは、隙間に糠が結構入って、、、。

ブロッコリーの茎とかもいいらしいですよ!

)私は食べる以上に、ぬか床をお世話して作っていく過程が楽しいんですよ。

水分がたまってきたら水抜きカップをしたり
干した野菜や干し椎茸を入れたり
色々と工夫をしたりして、そっちにはまっちゃいました。

)食べるにしろ、作るにしろ、楽しむのが続けるコツなんですね。

日本伝統食・発酵食品への思い

)ぬか漬けを始めるきっかけがあったんですか?

日本の伝統食に興味があって。
昔から人の体の構造は大して変わらないのに、現代では食べるものが大きく変わっている。
一方で、
コロナ禍で免疫力をあげようとか、腸活、菌活を意識し始めて。

でも、どこまで行っても私たちは日本人じゃないですか。
なら、欧米の人みたいに乳製品からじゃなくて
日本で昔から食べられてきたものから摂取した方がいいだろうと思っています

)自分たちの身体や、住んでいる環境にあったものをいただくということですね

)恥ずかしながら、日本の伝統食にどんな菌が含まれているのかすら知らないのですが…
ぬか漬けには何の菌がいるんですか?

)主に3つの善玉菌(産膜酵母菌植物性乳酸菌酪酸菌)が含まれているんですよね。

産膜酵母菌
酸素を好み、ぬか床の表面に生息している耐塩性のある酵母菌の一種。乳酸菌と共生関係にあり、増殖を助ける。白い膜を作り出す特徴があり、増えすぎるとぬか床に刺激臭が増え、苦味のもとに。

植物性乳酸菌
腸内の善玉菌を増やしてくれる細菌。ぬか漬け特有の酸味をもたらす。乳酸菌は酸素がある環境では活動を止めてしまうため、ぬか床を混ぜて表面近くにいる乳酸菌を底に移動させると、より活性化する。

酪酸菌
酪酸を作り出す菌。空気を好まず、ぬか床の底に生息する。腸内に住み着く善玉菌のひとつで、悪玉菌が発育することを抑制し、乳酸菌の成長をサポートしてくれる。腸活、特に大腸での働きに期待できることで近年注目されている菌。ぬか床内で増えすぎると異臭がするので要注意。

日本伝統食と腸活

)日本の伝統食ということは、ぬか漬け以外にも?
)今は麹をやっていて、塩こうじ、しょうゆ麹、玉ねぎ麹・・・

)玉ねぎ麹!?初めて聞きました。

)コンソメ代わりに使えておいしいですよ。
)塩こうじは聞いたことありましたけど、麹菌でしたっけ?

)そう!麹菌!!
日本の伝統的な発酵食品や飲料の製造に欠かせないもので。
コウジカビと呼ばれるカビを、米・麦・大豆などの穀物のなかで繁殖させることで
醤油やみそができます。

麴菌は、日本の「国菌」に指定されています!

国菌⁉
国花が桜、国鳥がキジ、みたいに国菌が麹菌なんですか

)日本の発酵調味料や発酵食品に欠かせないと聞いています。
味噌、醤油、みりん、米酢、甘酒、日本酒、焼酎、などなど、、、

)意外と身近なもの以外にも含まれているんですね。

日本人の身体になじみのあるもので腸内環境の改善をして
健康に過ごせたらいいなと思います。

取材後記

今回は事務局の山崎さん手づくりのきゅうりのぬか漬けをお供に、
中野先生の腸活・菌活と日本伝統食についての熱い思いをうかがいました‼

取材した2024年10月はまだ温かく
冷えたきゅうりが美味しかったです🥒
取材から記事投稿までに3か月かけ、良い塩梅に発酵された記事になったかと…😂

楽しんでいただけたら幸いです‼

この取材を通して、
腸活と言えばヨーグルト納豆
くらいにしか知識のなかった吉田の中にも

食品選びの選択肢が増えました。

鍼灸やあん摩で身体を調える上でも、
睡眠の質や食事は大切なので、
今後もこうした内容を取り上げていきたいと思います!!

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