インタビュー

大舞台の裏にはプレッシャーとの闘い

こんにちは 事務局の山崎です。

2025年最初の卒業生紹介は

ご存じの方も多いかとおもいますが
アスレティックトレーナー専攻科第一期生
2018年から2022年まで
大坂なおみ選手の専属トレーナーとして
活躍されました。

先日も、アスレティックトレーナー専攻科に
特別講師としてお越しいただき
実技も含めご講義いただきました‼

茂木奈津子さん

日本鍼灸理療専門学校 本科 第1部(昼間部) 平成16年度卒業
アスレティックトレーナー専攻科 平成17年度修了(第1期生)
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
アスレティックトレーナー

現在の職業、なぜこの職業に就かれたのか、過去のご経験など教えてください。

高校生の頃、テニスの怪我で手術を受けたことがきっかけで
スポーツ医学に興味を持ち
大学体育会時代にトレーナーやPT(理学療法士)の先生にお世話になった経験から
自然と卒業後は選手をサポートする側に立ちたいと思うようになりました。

アメリカに留学することやPTの専門学校も考えもましたが
テニスのトレーナーを目指すなら
鍼灸マッサージを持っていることが望ましい
とのアドバイスのもと、
花田学園を受験しました。

在学中に
当時テニスのナショナルチームのトレーナーをされていた卒業生の方の会社で研修させて頂き
その後テニス協会のお仕事や
実業団のチームサポート、プロ選手のパーソナルトレーナーと繋がりました。

現在のお仕事のやりがいを教えてください。

テニスは国際的なスポーツで
1年中世界各国で大会が開催されているため海外遠征が多く
色々な国を訪れる機会に恵まれます。

外国人のトレーナー、コーチ、選手との交流や
異文化に触れることも楽しいですが、
選手、チームと一緒に優勝目指して戦うことにやりがいを感じていました。

グランドスラムオリンピックという大舞台を経験できることも醍醐味ですが

その裏ではプレッシャーと戦っていました。

選手が常にベストな状態でプレーできるようにサポートしたくても
テニスは試合時間は長く
毎週試合がある上に、シーズンが長い過酷なスポーツなので、
怪我で試合をリタイヤすることもあります。

その時は頭をフルに回転させ
次の大会に向けて治療、リハビリ、トレーニングのプランを立てるのですが
選手の回復具合が合致し、試合の結果も出せた時の達成感というか、充実感は格別です。

花田学園で印象に残っている授業、それ以外もあれば教えてください。

初めて身体に鍼を刺した実技授業。それまで鍼枕で練習を重ねていましたが、いざ自分に刺すとなると緊張しました。

また、学園祭での後夜祭では
普段あまり接点のない学年や、夜間部の学生の方達と交流出来たことが嬉しかったです。

今後、お仕事で挑戦したいこと、目指していることがあれば教えてください。

トレーナーとして叶えたかった夢は実現しましたので
今後はスポーツ以外の分野にもチャレンジしたいように思います。

最後にこれから花田学園を目指す方々に向けて、学校生活のアドバイスをいただきたいです。

花田学園の卒業生は様々な分野で活躍されています。

夢や目標を持って入学される方も多いかと思いますが
学生の間に是非色々な分野の先生方を訪ねることをお勧めします。

私は在学中、スポーツの現場にも行きましたが
普段は鍼灸治療院でバイトをしていました。

不妊治療を専門としている先生の治療を見学に行ったり
一般症例の鍼治療の勉強会も参加してました。
治療家を目指している方は整形外科のリハビリや、スポーツマッサージを学んでみてください。

視野を広く持ち、経験を積み重ねることが将来役立つと思います。

茂木先生のいつも素敵な笑顔の裏には
計り知れない大きなプレッシャーがあったのですね。
でも
ずーっと変わらない素敵な笑顔。
次のステージでのご活躍、応援しております‼

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