鍼灸校教員の橋本が
2024年10月10日に大阪国際交流センターで開催された
”東洋療法学校協会 第45回 学術大会”についてレポートいたします。
鍼灸の専門学校の学生が研究班活動の成果を発表する学術大会で、
本校からは指導教員として教務部長の小川先生と私、
学生は鍼灸臨床研究班から2名が参加しました。
大会前日から緊張の夕食!?
私は指導教員としての出席は初めてで、
学生と同様にどうなるか心配で緊張感MAX(?)のまま前日に新幹線で大阪へ。
その後、壮行会を予約したお店に向かいました。
店内に入り私が店員の男性に「18時15分に予約した…」と話しかけたら、
突然「ご無沙汰してます!○○です!」と言われ、
「エッ? 誰なんだろう…」と思っている中、一方的に話しかけられました。
結局は店員さんの間違いでしたが、これで一気に緊張感が和らぎました。
大会当日は朝から神頼み!?
大会当日の朝、近くの四天王寺、堀越神社に参拝!
神頼み?
いえいえ、朝の散歩です。
近くに歴史的な場所があったので少しブラブラ。
大阪冬の陣で家康の本陣となり、
夏の陣では真田幸村が本陣とした茶臼山、
聖徳太子創建の四天王寺、
遠くには「あべのハルカス」を望み、
なかなか面白い周辺散策でした。
いざ学術大会へ!!
大阪国際交流センターのさくらホールでのポスター発表。
発表者・共同研究者の学生2名が
「肩こりに対する運動指導の有用性 -肩こり体操と八段錦の比較-」
について発表しました。
まず八段錦(はちだんきん)を皆さんはご存じでしょうか?
八段錦とは太極拳に似た動作・呼吸法です。
これは太極拳の中でも準備運動としての役割もあり、
基本的な動作や呼吸方法を覚えると誰でも実践することが可能になります。
体の代謝を高め、血行を良くする働きがあります。
肩こり体操と八段錦の前後に筋硬度計を使用し、
肩こりの状態を数値化しました。
肩こり体操と八段錦で肩こりは改善されていると感じた方は多かったのですが、
実際に筋硬度計で数値を計るとあまり変化が見られなかったことを発表しました。
ポスターを見てくれる方には自ら声をかけて、撤収時間ギリギリまで説明をしていました。
二人とも、このような機会を得られて、とても勉強になったと喜んでおりました。
鍼灸臨床研究班に限らず、
本校の研究班では実際に学生が学会で研究発表を行っています。
研究班の活動に興味がある在校生の方は是非ご参加ください。