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鍼電極低周波治療器『エスプリ PG-1601』導入

こんにちは 鍼灸校の竹津です。

今回は、臨床実習施設に新たに導入した『エスプリ PG-1601』をご紹介します。
実際に、臨床実習などで使用されている附属鍼灸院の菊池先生に伺ってきました。

鍼通電療法とは…

鍼を刺入し、筋や筋膜、神経近傍、靱帯などに直接電気を通電する方法で
とくに痛みや自律神経の調整に多く用いられています。

治療プロトコル

昭和40年半ば…

アメリカのニクソン大統領の訪中に先がけて
中国取材をしたニューヨーク・タイムズの記者が虫垂炎を発症し緊急手術。
術後の痛みや不快を緩和させるために鍼麻酔がほどこされ
その1時間後にはその痛みなどが無くなったことが話題になり
鍼の鎮痛効果が注目されました。

その記者の鍼麻酔がきっかけに、
当時、花田傅先生・澤津川正一先生がマスコミに駆り出され、
大いに注目を浴びたと記録に残っています。

その後、痛みの研究が徐々に増加し、
現在では痛みだけではなく
うつ病などの研究にと多岐にわたっています。

また、年間400以上の原著論文が英語で出版されており
それらの代表的なプロトコルがHAN教授の鍼通電の周波数であります。

 ※治療プロトコル… 治療方針・方法・プロセス

6チャンネルに8種類のモード

海外を中心に幅広く活用される治療プロトコル。

異なる周波数を交互に流して、疼痛を抑制する等
論文で科学的に証明された治療方法が初期設定されています。

これまでは、マニュアルで治療方法(周波数など)を設定していましたが
今回新しく開発された「エスプリ」は、
海外では多くのモデルに搭載されている『HAN』モードや
ヨーロッパで開発された『Njogier』モードが搭載され、
エビデンスベースの治療プロトコルが実用化されました。
日本初の世界標準機能が搭載されています!

臨床実習の充実

このように、実証されている周波数モードが搭載された機器は
臨床実習の現場において、操作しやすく理解しやすい機器のため
確実に臨床の幅が充実することと考えます
また、海外では当たり前に活用しているモードを体感し理解することが
この機器で可能になります!
是非、附属鍼灸院で体感してみてください。

菊池先生のご紹介は、また改めて…

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