先生コラム

オススメ本 紹介シマス Vol.7

こんにちは 鍼灸校の竹津です。
今回は教員のオススメ本をご紹介いたします。

オススメ本を紹介してくださるのは、鍼灸校の東垣先生です。

先生にインタビューしてきたのでご覧ください!

<竹津>
東垣先生、オススメ本をご紹介してくださりありがとうございます!
先生のオススメ本の概要を教えていただいてもよろしいでしょうか?

<東垣先生>
この本は、見開きで左ページに生理学の解説、右ページにその内容に対応した図が配置されています。
生体内の機能を文章だけで理解するのは難しいですが、図と文章が一対一で対応しているので、視覚的に整理しながら学べる点がとても良いと感じています。

<竹津>
なるほど、生理学が苦手な学生は多くいるため、このような図が多くある本と教科書を活用することでより理解が深まりますね!

<東垣先生>
生理学は人体の働きを学ぶ学問で、解剖学と並んで基礎医学の中心です。例えば、病気について学ぶ授業※1で臨床医学を学ぶ際に「正常な働き」が理解できていれば、臓器機能が低下したときにどのような症状が出るのかを推測できるようになります。
そのため、生理学は優先的に学ぶ価値のある学問だと考えています。

※1鍼灸校では臨床医学総論や各論など、柔整校では一般臨床医学など

<竹津>
先生はこの本に出合ったきっかけはなんですか?

<東垣先生>
この本は、本校で長年生理学をご担当されていた故・玉木哲朗先生からすすめていただいたものです。

玉木先生は東海大学医学部の教授でもあり、私にとって多くの学びを与えてくださった恩師です。授業では、90分で10ページ進む日もあれば、重要な部分は1ページだけを丁寧に時間をかけて説明してくださり、生理学の面白さを深く知ることができました。

そのため、私が本校に勤務してからも退任直前まで授業を聴講させていただいていたほど、尊敬している先生です。

玉木先生はよく
「生理学は、文章を図にし、図を文章にすることができて初めて理解できる(イメージ:文章⇄図)」
とおっしゃっていました。

この本が優れているのは、まさにその“相互理解”を自然と促してくれる点にあります。

また、玉木先生は、鍼灸師に必要な視点として、運動習慣や転倒予防※2、大脳辺縁系を中心とした情動の働きなど、幅広い角度から人体を捉えることの重要性を教えてくださいました。

※2全日本鍼灸学会2022年学術大会 シンポジウム5(基礎から臨床)ロコモティブシンドロームの予防法-鍼灸治療の可能性サルコペニアに先立ち出現する運動神経系の質的変化

<竹津>
僕も学生時代に玉木先生の授業を聴講していて、生理学の難しい部分を分かりやすくかつ簡潔に説明しており、教科書に記載されていない豆知識や鍼灸師として理解しておいた方が良い知識なども教えてくださり、とても印象に残っている授業のひとつです。

<竹津>
今回は生理学の本をご紹介してくださいましたが、この記事を読んでいる方々や学生に向けて一言お願いいたします!

<東垣先生>
今回紹介した本が、皆さんの学びの一助になれば幸いです。専門学校では3年間で多くの科目を学ぶため、得意不得意があるのは当然です。

まずは教科書を基礎に、複数の参考書を活用しながら理解を深めていきましょう。一緒に国家試験合格まで頑張りましょう。

生理学は、鍼灸の施術効果を説明するうえで欠かせません。例えば、自律神経、痛覚、筋緊張、循環など※3、臨床と直結する項目が非常に多い学問です。苦手意識がある方はぜひ気軽に相談してください。できるだけ楽しく学べるようサポートします。

また、入学を検討している方にとっても、この本は人体の仕組みへの興味を深める良い入口だと思います。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

※3これらは鍼灸の施術効果を評価する指標として扱われることが多いです。

ご紹介の機会をいただき、ありがとうございました。

<竹津>
東垣先生、貴重なお時間をいただきありがとうございました!
先生はたくさん紹介してくださる本があると聞いているので、今後も楽しみにしてますね!

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