先生コラム

七夕の豆知識 ~体の冷えには“ツボ”でケア~

はい!みなさん、こんにちは!
事務局の渡辺です。

1年の折り返しとなりました7月!
渋谷でもビル風の蒸し暑さに加えて
セミの鳴き声が響き始めました。

陽が落ちるのも遅くなり、祭りなどのイベント事も増えて
一気に食の楽しみも多くなる季節ですね。

定期的に祖父母から届く夏野菜などを
どのように料理しようかと考えながらブログを打ち込んでおります。

3月に桃の節句、5月に端午の節句と続いているため、
今回も7月の節句について紹介いたします。

7月といえば7月7日!
思い浮かぶ行事といえば七夕(たなばた)ですね。
七夕(しちせき)の節句または星祭りとも呼びます。

中国から伝わった織姫と彦星の伝説がもとになったお祭りが、現在では全国各地で催されています。
有名なのは仙台七夕まつり、湘南ひらつか七夕まつり、一宮七夕まつりと、日本三大七夕祭り!
個人的には仙台七夕まつりをオススメします!

そして、普段は増えすぎると厄介者扱いされる笹が主役の行事でもあります。
笹は管理を怠ると簡単に広がり、根絶が難しいのですが、この話は置いといて……

なぜ笹に短冊や飾りを付けるのか……。
本来、笹は神聖なものであり、笹の葉が風に揺れるサラサラという音は、
精霊や神様が宿る依代(よりしろ)と考えられていたそうです。

また、笹の葉には殺菌作用があり、
殺菌力の強い笹の葉には厄除けの力があると信じられていました。

実際に笹の葉で食べ物を包むと腐りにくいことから、
暑い時期のご先祖様へのお供え物などは、
笹の葉の上に乗せてお供えする風習は現代でも残っていますね。
笹寿司など美味しいです!

そのため、笹と神様との深いかかわりを尊び、
その御利益を得るために七夕では笹に願いを込めた短冊を供えるのかもしれません。

七夕の伝統食はなんと“そうめん”が代表です!
確かにお中元などで活躍しますね!

起源は中国で、諸説ありますが。。

その昔、中国では7月7日に亡くなった帝の子の霊が
鬼神となって伝染病を流行させたため、
その霊を鎮めるために生前その子が好きだった「索餅(さくべい)*¹」を
命日である7月7日に供えたのが始まりとされています。
*¹麦と米の粉に塩を加えて練り、縄状にして編んだものを油で揚げたシンプルなお菓子

見た目はチュロス

以来、中国では7月7日に無病息災を願って
索餅を祭壇に供えるようになったといわれています。
その「索餅」というものが日本の平安時代に広まり、
形を変えて“そうめん”になったそうです。不思議ですね……。

そのため、七夕にそうめんが食べられるようになったそうです。
現代ではそうめんは七夕限定という食べ物ではないのですが、
他にも由来のひとつに、そうめんを機(はた)織りの白い糸に見立てているという説もあります。
こちらは7月7日の七夕伝説に登場する織姫が、機織りの名手であったためです。
こちらの方が個人的にはしっくりきますね……。

また他にも天の川に見立てたという説もあります。
流れるようなそうめんの見た目は、大きな天の川をイメージさせるとか……。
ロマンチックですね!

~余談【色付きそうめんの存在】~
皆さんは色付きそうめんを知っていますか?
たまに白い麺以外にピンクや緑色の麺が交じっていることがありますよね。

アレにも実は意味があるそうです。
七夕の日にそうめんを食べる風習が根強い地域では、真っ白なそうめんだけでなく、
色の付いたそうめんが用意されることがあるとか……。

また、色付きそうめんには、
中国から伝わる「陰陽五行説」という自然界の物質は
木・火・土・金・水の5つの元素から成り立つという考えがあるとのこと。

木・火・土・金・水にはそれぞれ、
青(緑)、赤、黄、白、黒の5色の色が関連付けられているそうです。

中国では七夕の年中行事で5色の布や糸が祭壇に供えられ、
この糸の色もこの「陰陽五行説」の5色に由来しています。
ただし、黒はあまり縁起が良い色ではないため、
代わりに紫色が供えられるそうです。

日本にも紫芋や紫蘇を混ぜ込んだそうめんなどがありますね!

先程、そうめんについて記しましたが、食べ過ぎには注意です。
そうめん以外にも夏はアイスやジュースと冷たいものを摂取したくなる季節ですが、
体の冷やし過ぎにはご注意を……。

冷房病(クーラー病)という言葉を知っていますでしょうか。
かくゆう私も昨年の職場で発症し、しばらくBOXティッシュが手放せませんでした。
(毎年気を付けてはいるのですが、昨年が今までで1番症状が酷かったです……)

そのため、外が暑くてもジャケットや毛布などを常備し、飲み物も室内ではホットのみにしています。

暑さに関して危険な日本では、冷房は熱中症予防等に欠かせませんが、
使いすぎると体調不良を招く冷房には困ります。
特に公共の場では、自分の体調に合わせて温度管理は難しいですよね。

冷房病は、「冷え・乾燥・気温変化による自律神経の乱れ」によって起こるようです。

そこで‼

冷え対策の1つとして、職場でも実践可能なツボを鍼灸の先生たちに伺いました!

たとえ冷気が入ってきても、身体が十分温まっていれば、冷えを防ぐことができます。

人の身体には、いつも『気』が巡っているとのこと。
その中で腎兪(じんゆ)というツボは『気』を温めてくれる効果があり、
冷えによる身体の不調に効くとされています。
ちょうどウエストの一番くびれた部分の背骨の両脇で、
押すとズーンとした痛みを感じるところにあります。
手を当てて押したり、後ろに身体を反らすと、自然と腎兪が適度に刺激されるとのこと。

また、風邪対策として、「風門(ふうもん)」と「大椎(だいつい)」等を
温めるのも効果があるとのこと。

風門と大椎の過去の記事はコチラ!

さぁ~
この夏は暑さや冷えにも負けず、健康第一で乗り切りましょう!

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