インタビュー

訪問鍼灸を通して学ぶ かけがえのない日々

こんにちは 事務局の山崎です。

今回は日本鍼灸理療専門学校を卒業され
目黒区で開業されている
湊 恒太さんをご紹介します!

湊 恒太さん

日本鍼灸理療専門学校 第1部(昼間部) 平成27年度卒業
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
ハワイマッサージロングライフロミロミ セラピスト

現在のお仕事の内容を教えてください。

「みなと訪問鍼灸マッサージ」として開業し6年

主に目黒区・世田谷区を中心に訪問事業をしています。 

患者様のご自宅や、老人ホームなどの施設に往診し
鍼灸・マッサージ・リハビリ、体操指導などをおこなっています。

開業した当初は患者様も”0”
右も左もわらない状態だったため
とにかく居宅介護支援事業所への営業活動を
毎日地道にがんばっていました

その後、徐々に患者様が増えていき
多い日は1日15件以上、往診させていただくことができています。

流石に毎日のように15件以上の往診していると
1日が往診だけで終わっていき
他にやるべき事務作業や雑務もこなせないので
現在は事務員さんや他に往診をまわってくれる先生数名と
事業をおこなっております。

施術、営業活動以外の活動としては
ドクター主催の勉強会や認知症カフェへの参加
施設での体操教室を開催したりと様々な地域交流活動をおこなっております。

日々のお仕事の中で感じるやりがいや大事にしている想いなどお聞かせください。

訪問鍼灸マッサージを利用される患者様は
ご高齢の方が多くいらっしゃいます。

ご高齢の方の多くは
日々様々な機能が低下していくという悩みを抱えており
その方々とのコミュニケーションで心がけていることの一つに

過去の楽しかった思い出や
お勤めされてバリバリ働いていた輝かしい頃の話しを傾聴するようしています。

ご自身が活躍されていた頃の話
楽しかった思い出などは、皆様楽しそうにお話ししてくださいます。

施術で症状が改善し喜んでいただくのもやりがいのひとつですが
その方ならでは色々なお話を聞けるのも楽しみのひとつです。

訪問鍼灸マッサージという仕事柄
重度の症状を抱えている患者様も多く

余命宣告を受けている方のターミナルケアでの
疼痛緩和を目的としたご依頼をいただくこともあります。

初めのころは
患者様がお亡くなりになるということにショックをうけておりましたが
様々な方のケアをさせていただくうちに
患者様がどのような人生を歩んでこられ
どのように最後を迎えられたかに想いを馳せるようになりました。

今はお亡くなりになることに対して
人が必ず最後に迎える死について学ばせていただいていると考えています。

「今の自分はどう生きていて、どんな最後を迎えたいか?」

患者様が長きにわたって歩んでこられた
人生の最終章に携わらせていただくことのできる
かけがえのない仕事だと思っております。

在学中で印象に残っている授業、それ以外もあれば教えてください。

マドラーを体に沿わせながら取穴する授業があり

それには驚きました!

教員をされる前に
開業されていた先生なども在籍されているので
様々な臨床経験を教えていただけることも魅力の一つだと思います。

今後、お仕事で挑戦したいこと、目指していることがあれば教えてください。

訪問鍼灸マッサージはまだまだ認知度が低く
患者様から

「こんなサービスがあるならもっと早く知りたかった」

「保険が使えるなんてしらなかった」

という声をよくいただきます。

訪問鍼灸マッサージというものを
より多くの人に知ってもらいたい

そのための認知活動や
患者様のみならず学生の方々にも一つの選択肢として
広めていきたい、という想いがあります。

最後にこれから花田学園を目指す方々に向けて、一言メッセージを‼

花田学園で学ぶ環境の良さはもちろんのこと
様々な場所で活躍している先輩も多くいますので
そういった環境や人とのつながりは
卒後、現場でも強い武器なると思います。

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